コーヒーのおいしい淹れ方

キャンプで飲むコーヒーは最高

バイクキャンプが好きな人の多くは、キャンプ場で飲むコーヒーが最高に美味しくて病みつきになってしまいます。
コーヒーを飲むためにバイクキャンプに出かけるライダーも、少なくありません。
キャンプで飲むコーヒーを美味しく感じる理由はいろいろありますが、やはりキャンプ場という非現実的な場所ということが大きく関係しているのではないでしょうか。

バイクキャンプで飲むコーヒーは、いくつかの点にこだわると更においしくいただけます。
1つ目のポイントは、コーヒー豆はできるだけ新鮮なものを準備するという点です。
豆の種類はいろいろなものがあり、ライダーによって好みが違います。
そのため、この豆を使うのが正解というものはありません。

しかしどんな種類の豆を使う場合でも、焙煎した状態から1ヶ月以内のものを選ぶことで豆の鮮度を堪能できます。
コーヒー豆は焙煎してから3日から7日ぐらいで美味しさのピークを迎え、その後は緩やかに品質が劣化していきます。
できるだけ鮮度が良いものをえらびましょう。

2つ目のポイントは、キャンプ場で豆を挽くなら、挽いたらすぐに飲む習慣をつけるという点です。
特にミルを使って挽くと、豆の品質が一気に劣化します。
そのため、ツーリングに出発する前に挽いて持参するよりもキャンプ場で飲む直前に挽くのが良いでしょう。

コーヒーをおいしい淹れるコツ

コーヒーを美味しく淹れるためには、まずお湯の温度に注意しましょう。
熱湯の方が豆の風味を堪能できると考える人は多いのですが、実は熱湯ではなく90度ぐらいの温度で淹れたほうが美味しく仕上がります。
しかし、キャンプ場で90度の湯を作るのは結構大変です。
熱湯をカップに移すとそこで約5度ぐらい温度を下げることができるので、コーヒーを淹れる前にカップにお湯を一度移すという作業をすることで最高に近い状態のコーヒーを淹れられます。

お湯の注ぎ方にも、ポイントがあります。
お湯の注ぎ始めは、コーヒーの粉と同量のお湯をまず注ぎ、30秒間蒸らしてあげましょう。
コーヒー豆はお湯で蒸すと膨らむ性質がありますが、この時にガスを発生します。
30秒間蒸したら、このガスをお湯でつぶすようなイメージでコーヒー粉の中央あたりからお湯を注ぎます。

注ぎ終えたら、豆のエキスを抽出するため2分から3分程度待機しましょう。
この時に注意したいのは、ドリッパーに残っているお湯を最後まで落とし切らないという点です。
最後の部分にはえぐみや苦みの成分が含まれており、コーヒーのおいしさにマイナスの影響を与えます。
そのため、ドリッパーに少しお湯が残っているぐらいを目安にしてドリッパーを外したほうが、美味しく淹れられます。