取り回ししやすく足つきもいい「ヤマハMT-25ABS」

ヤマハMT-25ABSの特徴

ヤマハMT-25ABSは2015年10月に誕生した車種で、フルカウルスポーツモデルとして人気だったYZF-R25をベースとして開発されました。
現在ではフルモデルチェンジしており、スポーツバイクとして独自のユニークなデザインが注目されています。

YZF-R25と比較すると、ヤマハMT-25ABSはハイパーネイキッドのMTモデルという位置づけとなります。
どちらかというと、YZF-R3の姉妹モデルと言ったほうがピンとくるライダーは多いかもしれません。

249ccのエンジンには、水冷4ストローク並列2気筒のDOHC4バルブユニットを搭載しています。
これはモデルチェンジしても変わっておらず、エンジンをかけると豪快なパンチのあるパフォーマンスを堪能できます。
低中速でも比較的扱いやすく、初心者にもおすすめのエンジンという点もこのバイクの特徴です。

誕生した初代ヤマハMT-25ABSは、バーハンドルは他の車種と比べると幅広感があり、ベースとしたYZF-R25モデルよりも19mm程度手前、そして39mm高めのポジションでした。
このわずかなスペック変更によって、ヤマハMT-25ABSはネイキッドバイクらしいキビキビとした活発なライディングをより一層楽しめると好評でした。
しかし2020年のフルモデルチェンジによって、バーハンドルの位置はさらに44mm高くなり、上半身をフル前傾にしなくても軽い乗り心地を楽しめるようになりました。

またヤマハMT-25ABSは、足つき性がバツグンです。
これは、女性にとっては大きな魅力と言えるでしょう。
シート高は780mmで、身長が150cm程度の女性が乗車しても不安を感じることなく扱いやすいという点が特徴です。

ヤマハMT-25ABSのおすすめのポイント

ヤマハMT-25ABSのおすすめポイントは、足つき性が良く上半身へかかる負担も軽減されているという快適さを持ちながらも、スポーツ仕様なデザインでカッコいい雰囲気に仕上がっているという点です。
メタリックブルーとブラックの組み合わせ、パステルダークグレートレッドの組み合わせ、そしてオールブラックの3パターンからカラーバリエーションを選べます。

またヤマハMT-25ABSは、タンデム走行にも適しています。
バイクの車種によっては、同乗者とライダーの距離があり同乗者の不安が大きくなりやすいことはあります。
しかしヤマハMT-25ABSなら同乗者とライダーの距離が近く、ニーグリップをシッカリ深くできるという点で安心感と快適さが欲しいタンデム走行にピッタリです。
さらにタンデムシートとライダーシートには段差があり、同乗者も走行中に景色を楽しめるという魅力があります。

スペックや性能の面で初心者や女性でも取り扱いやすいサイズ感やパフォーマンス性能を持つヤマハMT-25ABSは、初めてバイクを購入したいライダーにも大人気です。
それに加え、一般道路からワインディングまで幅広い路面やコースに対応できたり、黒サスペンションや37mmフォークなど、ベテランライダーを楽しませてくれるスペックも魅力です。