あおり運転の問題
最近ではあおり運転が問題となっています。
正しく走っていても後ろからあおってくる車がいてトラブルに巻き込まれるケースは増加中です。
死亡事故も起きており深刻な問題になっています。
ニュースやワイドショーでも連日あおり運転のトラブルは取り上げられていてある日突然自分が当事者になりあおり運転に巻き込まれるかわからない状況です。
あおり運転による事故を防ぐためにも道路交通法だけでなく警報などあらゆる法令を用いて警視庁はあおり運転を厳しく取り締まる動きを取っています。
あおり運転とは
あおり運転というのは道路交通法第26条に規制がされています。
具体的な車間距離は道交法では定義されていないですが道路状況や路面状況などを加味して追突を避けることができるために必要な距離を保って運転しなければならないのが道路交通法で定められていることです。
この距離を確保することなく走る行為はあおり運転と考えられます。
最近ではただ距離を詰めて運転するだけでなく後ろからクラクションを必要以上にならしたり運転を妨害するようにパッシングを繰り返したりする行為も見られるようになっており、あおり運転はとても危険です。
今回の法改正により少しでも運転する人たちの意識が変わりあおる行為を控えることが望まれています。
あおり運転に対する警察の対応
あおり運転自体は昔からありました。
しかし実際に罪に問うためには客観的な証拠が必要になるため警察は現場にいない限りなかなか罪に問えないためになかなか検挙されることはありませんでした。
しかし最近ではドライブレコーダーが普及しており運転時の状況は撮影されています。
防犯カメラをはじめとした設置されている外部カメラも映像がきれいに録画されるようになったため証拠にすることが可能です。
今まではなかなか捜査が進められなかったあおり運転も証拠が残るようになったことで取り締まりがしやすくなりました。
逆に記録として残るようになったことであおり運転は昔以上にマスメディアで取り上げられるようになり認知されるようになった事案です。
あおり運転を控えようとする人が出てくるだけでなく真似をする人が出てきている状況も同時に起きてしまっています。
そこで厳罰化をすることで事故の抑制を図ろうという狙いがあるのです。
通常は厳罰化するためには法律を改正しなければなりません。
しかし今回の厳罰化は現行法の運用の中でも厳罰化をする方向です。
あおり運転に対して道交法で厳罰するだけでなく暴行罪を適用することも見据えて取り締まりがされるように動きが変わりつつあります。
過去にあおり運転で暴行罪が認められた判例もあるので今後もあおり運転は重たい罪が課せられるようになる可能性が高いです。