乗りやすいと評判のスズキ グラストラッカー
1990年代後半にはトラッカーバイクブームが起こり、各社いろいろなトラッカーモデルを製造しました。
その中でスズキが製造したのがスズキ グラストラッカーです。
トラッカーバイクというのはアメリカで人気のダートトラックという競技に由来をしています。
ダートトラックというのは砂を敷き詰めているコースを軽くて頑丈な車両にブロックタイヤを装着してハンドルを進行方向と逆に切って進んでいくレースのことです。
日本ではトラッカーバイクが流行した際にはこのダートトラックをするために流行したわけではありませんでした。
あくまでも街乗りとして気軽に楽しめるバイクとして人気を集めただけでした。
このようなトラッカーバイクブームの中でもスズキ グラストラッカーというのは他のものとは一線を画したストリートバイクとしての特性を考えたモデルと言われていました。
そのため走りやすいと評判のモデルでもあったのです。
ここでは、このスズキ グラストラッカーがどのような魅力を持っているのかを紹介していきます。
スズキ グラストラッカーの特徴
スズキ グラストラッカーは2000年に登場したのですが、当時販売されていたロードバイクであるボルティーと同じエンジンを採用していました。
その後、ボルティーは廃車となったのですが後継車が販売され、グラストラッカーかも同じようにマイナーチェンジをして後継モデルが誕生しました。
今もカタログにグラストラッカーは存在している息の長いモデルです。
軽量でありながら安定した走行ができるということで女性や小柄な男性でも乗りやすいということで長く人気を集めています。
グラストラッカーといえば、やはりメインで走るのは街乗りです。
足回りや標準装備のタイヤはダートトラック向けのものではなく、街乗りで乗り心地の良いものが装備されています。
とはいえ、バリエーションモデルであるビッグボーイはダートトラックを走る装備がされており、林道遊びをしたりダートな道を走りたいという人はこういったモデルを選ぶのがおすすめです。
小さくて軽量な簿出来と250㏄の単気筒エンジンを搭載しているからこそ生み出せる軽快な走りは街中を走ることでその良さを実感することができます。
足着きも決して悪いわけではないので上手に乗りこなせば十分にダートの走行も可能です。
高速道路も走ることができますからツーリングも十分に楽しめます。
通勤通学にはコンパクトなボディはとても便利です。
乗りやすいのはもちろんですが、駐輪場でも止めやすいですから通勤通学の際に簡単にバイクが止められます。
ウイークデーは街乗りで通勤や通学に使い、週末にはロングツーリングを楽しんだりキャンプに出掛けたりといった楽しみ方ができるバイクなのです。