バイクの足つきで悩む女性ライダーは多い
身長がそれほど高くない女性の多くは、バイクの足つきが良くないという悩みを抱えていることが少なくありません。
足つきで選ぶと選択肢がほとんどなくなってしまったり、好きなバイクを選ぶと足つきが悪くて不安定になってしまうなど、足つきの悩みは尽きないものです。
足つきが悪いバイクに乗っていると立ちごけしやすくなりますし、信号で止まるたびにふらついたり、バランスを崩して転倒する原因にもなってしまいます。
場合によっては事故を引き起こすリスクもあるでしょう。
足つきを良くすることは可能
自身の身長に合ったシート高のバイクを選ぶのが、足つきという点では理想的でしょう。
しかし少し足つきが悪いぐらいの場合には、いくつか工夫することによって足つきを向上することは可能です。
1つ目の方法は、リアサスペンションのプリロードを回して沈み込みを調整するという作業があります。
サスペンションのバネを調整することによって、ハンドリングや乗り心地などにも影響はあるものの、足つきを若干よくすることも可能です。
バランスを考えながら調整してみてください。
2つ目の方法は、リアサスペンションが車体とリンクしている部分のパーツをローダウンキットへ交換するという方法です。
本来は純正が装備されているパーツですが、リンクパーツを交換することで足つきを数センチ向上できます。
3つ目の方法は、サスペンションそのものを交換するという方法です。
純正のノーマルサスではなく、カスタム扱いとなるローダウンサスへ交換することによって、シート高を数センチ下げられます。
このカスタム作業によって、バイクの乗り心地がアップすることもあるだけでなく、見た目をオシャレにできるという効果も期待できます。
4つ目の方法は、シートの交換及びカスタムです。
シートをローシートへ交換するだけでも足つきは向上できますが、既存のシートのカバーを外して内部のウレタンウォームを削ることによっても、座面の位置を低くすることで足つきが良くなります。
ただしウレタンウォームを削ることによって快適性が損なわれてしまうため、その点は理解したほうが良いでしょう。
5つ目の方法は、シートポジションを見直すという方法です。
バイクを走行しているポジションと同じ体勢では、どうしても足つきが悪くなりやすいものです。
足を出して接地する際には、お尻をその方向へずらしてシートからはみ出るぐらいの位置にスライドさせてみてください。
それだけでも足つきは改善できるのではないでしょうか。
6つ目の方法は、ライディングブーツを着用するという方法です。
バイクを買えるのではなく自分の足に数センチを追加することで足つきをよくするという方法で、厚底ブーツを選ぶことによってバイクの足つきは格段にアップすることでしょう。