走行中ガス欠した時の対処法
バイク走行をしていると、思わぬ時に思いがけないトラブルに見舞われることがあります。
自走することができないガス欠は、長距離ツーリングの時に起こってしまうと本当に困ってしまいます。
ガス欠しないように注意することは言うまでもありませんが、もしも万が一、走行中にガス欠してしまった時には速やかにバイクを安全な路肩へ異動しましょう。
もしもツーリングなど仲間がいる場合には、ホースを持っていればガソリンを少し分けてもらうことができます。
ホースと缶があれば作業は可能ですが、FI車とキャブ車とではやり方が異なるので注意してください。
友人のバイクがFI車の場合には、タンクキャップからガソリンを抜き取ります。
一方キャブ車は、燃料コックからガソリンを抜き取りましょう。
一人で走行中だったり、高速道路などでどうすることもできない場合はレッカーサービスに連絡をしましょう。
ガス欠でバイク自身にトラブルが起こっていない場合には、レッカーサービスのスタッフがガソリンを現地で少量販売してくれます。
その後、最寄りのガソリンスタンドへ行きましょう。
ガス欠しないように走行することが大切
走行中にガス欠するとせっかくのツーリングが台無しですし、場所によってはその日一日をつぶしてしまうことにもなりかねません。
そのため、バイク走行をする際には必ずガス欠しないように普段から気を付けることが大切です。
バイクはタンクが空っぽになる前に給油をすれば、簡単にガス欠を回避できます。
そのためには、タンクが空っぽになるギリギリまで待たず、航続距離の半分ぐらいになったら給油することを心がけると良いでしょう。
タンクが空に近づくと燃料メーターがサインを出してくれますが、場合によってはメーターが故障していることもあります。
そのため、燃料メーターだけに頼らずに走行距離を目安に給油のタイミングをつかむと良いでしょう。
例えば、満タンで200km走行できるバイクなら100kmぐらい走行した所で満タンにすれば、ガス欠のリスクを最小限に抑えられます。
地方へのツーリングでは、ガソリンスタンドの営業時間に注意しなければいけません。
都心部では夜間遅くまで営業しているガソリンスタンドはたくさんありますが、地方に行くと夜8時ぐらいで閉店してしまうスタンドが大半です。
そのため、夜遅くに給油しようとスタンドに行ったけれど、閉店後で給油できずその時の移動でガス欠になってしまうこともあります。
燃料コックの位置に注意することも大切です。
バイクによって燃料コックのスペックは異なり、走行していない時にはOFF、走行している時にはONと切り替える車種がある一方で、OFFがついていない車種もあります。
万が一のガス欠を避けるためには、ONとOFFをこまめに切り替える習慣をつけると良いでしょう。